| ハビエルの家の庭で。ハビエルの娘シルビア(左)はマリアナ(中央)と同い年。遙子(右)はマリアナといつも一緒に居たがった
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メキシコ・シティーの空港まで迎えにきてくれたオルガとともに、ホテルで1泊後、一路彼らの住む町シウダ・ビクトリアヘ。空港には家族全員で迎えに来てくれた。感激の再会。抱き合って頬にキス。15歳になったアロンドラ、13歳のカサンドラ、9歳のハイミートとマリアナ、うえの2人は170センチ以上になっていた。みんな成長した。
シウダ・ビクトリアの空港はこじんまりしていて、駐車場も20台分ぐらいしかない。空港から家までの約30分間、道の両側には何もなかった。実際には草だの土だのあるのだが、絵になる山とか畑とか家とか、そういうカメラを向けたくなる対象となるものが何もないのだ。もしかして、えらいところに来てしまったか、という思いがふとよぎる。
" Bien Venidos! "(ようこそ)
彼らの家に着いた。私たちには普段アロンドラとカサンドラが使っている部屋を与えられ、彼女らはハイミートとマリアナの部屋、そして彼らは両親の部屋で眠ることになった。私は勝手に大豪邸を想像していたので、十分広くて美しいにもかかわらず、少しあてがはずれた気分だった。
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とりわけベッドはシングル2つ分だったので、これで寝相のひどいうちの子どもたちに蹴られながら眠るのかと思うと暗い気持ちになった。双方の子どもたちは久しぶりの再会にもかかわらず、いきなりウノなど始めて盛り上がっていた。私はベッドに横たわり、その子どもたちの声とスペイン語のテレビの音を聞きながら、「ああ、みんなに心配かけて、お金をたくさん使って、貴重な夏休みにこんな遠いところまで私はいったい何しに来たんだろう。スーパーに行くだけでも子どもたちのいい経験になります、なんて言って出かけてきたけど、ほんとにここの小さいスーパーや映画館に行くぐらいで日程が過ぎてしまうかも」と泣きたくなるような気分になった。
それでも、そんなことを思ったのはこのときだけで、ハイメ、オルガと旅行の計画をたて、実際にいろんな所を訪れることができそうだとわかると、とたんに元気になった。観光しに行くわけじゃない、彼らに会いに行くんだ、なんて言っていたのに、と自分で自分にあきれた。
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