たびっと倶楽部の旅ふれあいマガジン
26号H15.9.10発刊
 
 70歳、世界最高峰への登頂
エベレスト高く遠い夢
エベレスト General Information
世界の素晴らしき山々


三口で失った三時間

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ブータン〜祈りを風にのせて



 マッターホルン(スイス)

秋。風に涼やかさが増すとともに、深緑の木々が色とりどりに染まる季節。
特に日本の山々が紅葉に包まれる様子は、昔から錦繍と呼ばれ愛されてきました。
もちろん山が素晴らしいのは日本だけではありません。
美麗な山、端整な山、そして荒々しい山、世界には様々な山があります。
今回は日本、そして世界の山にまつわる会員の皆様の感想や思い出をご紹介します。


 ドロミテのサッソ・ルンゴ(イタリア)


 ネムルート山(トルコ)

2年前の夏に家族で欧州旅行をしました。山のハイライトはユングフラウヨッホです。私と妻はハネムーン以来2度目ですが、今回もピーカン(澄み渡る空)! 娘たちとアルプス1万尺で雪合戦を楽しんだのは一生の思い出です。

一度けもの道を進んでしまって、引き返せなくてそのまま下山を余儀なくされました。その時、どう見ても怪しい人に「バッグを貸しなさい、持ってあげる」と言われ、すごく迷いましたが、実際そのままでは到底動くこともできなかったので渡して一緒に下山しました。彼は途中で何度も手を貸してくれ、本当にたくましい素人ガイドでした。もちろんバッグも後で丁寧に渡してくれました。

山といえばやっぱりネパールのヒマラヤ。ポカラに到着した時は残念ながら雨模様だったので、ホテルに入って休んでいると、フロントから「ヒマラヤが見えますよ」と案内があった。外を見ると確かに日光は差しているが、正面に見えるはずのヒマラヤ(アンナプルナ)がない? 不思議に思いながらバルコニーに出てみて分かった。見上げる角度が違うのだ。6,000mを超える山々は壁のように大きかった。想像を超える大きさに大感動。翌日のトレッキングは言うまでもなく気持ちの良い時間となった。

ニュージーランド、マウントクック山麓。大雨の中、氷河湖までのハイキングを決行。フッカー川左岸の絶壁には幾筋もの滝、雨天ならではの景観。濁流と化した登山路をザブザブ歩くと、マウントクックリリーの群生が出迎えてくれた。

スイスのユングフラウヨッホ!登山鉄道で一気にトンネルを抜けて駅に降りると一面白銀の世界。空の青さが下で見ていたものと違う透き通る青で、なんとなく宇宙から見た地球を思い出しました。透明感のある青い空と雪の白さに目を細めながら、サラサラとした雪を踏みしめて散歩道へ。少し歩くと息があがって、その心臓の音が耳に聞こえるような静けさでした。たどり着いたカフェで飲んだホットチャイのおいしさは忘れられません。

学生時代に登山を始め、百名山の完登を目指したが、障害のある身となり、もっぱら麓から眺めることで満足しております。それでも半分以上は登り、眺望を楽しみました。これからも体が動く限り、山麓への旅を続けるつもりです。

2000年7月に、タイのサムイ島で象のトレッキングをしました。サムイ島はリゾート地でほとんどの人が浜辺でのんびりと過ごすこともあり、ホテルのコンシェルジュに朝食前にリザーブを依頼、午後イチにはジャングルを象に乗ってゆっくりと散策できました。象の上に固定されたイスに座り、目の高さは5mオーバーですが、様々な草も日本と違って非常に大きいこともあり、恐怖感はゼロです。

スコットランドのスカイ島でオールド・マン・オブ・ストールという丘に登りました。数日前から風邪を引き、気管支がひーひー鳴るのを感じながら登っていくと、一面の霧です。一瞬霧が晴れ、尖った巨岩が姿を現しては消え、また霧が晴れギザギザの巨岩が現れます。まるで魔法にかかったような岩山を3時間ほど登ると、威厳ある「老人」の姿の奇岩が立っていました。手でその岩に触れた頃には体中が洗われたような気持ちになっていました。


 モンブラン(フランス・イタリア)


 ユングフラウ(スイス)

イギリスの湖水地方にあるピークディストリクトに登りました。傾斜はとても緩やかでした。日本の山のように草々や大木群がワサワサあるというのとは対照的に、大きな岩がぽつりぽつり、高さ5〜10pぐらいの草がパッチワークのようにあるという、いがぐりボウズ系の地表でした。そこへシトシトと霧のような雨……地元の人はシャワーと呼んでいるようです。なにか足元をひょんひょんと抜けていくのはゴールデンレトリバー。ひょいひょいひょいと気軽に通り越し、少し先で大きな舌を出して、後ろを向いて、何かを待っています。そこへ、イギリス人夫婦がぶらりと登場。「まあちょっとネ、ぶらりと来たのよ!」的にゆっくりとした足どりでやって来て、犬と合流し、また、歩を進めていったのでした。「さあ、登るぞー」という私たちとは対照的に「お散歩気分でやって来た」という地元の人たちでした。

フランスでのハイキング。「すごい」と思ったのは、かなり急な斜面が多いのに、幼い子どもや犬を同伴して登っている人が結構いたこと。子どもは肩車ほどの高さで後ろ向きにおぶってもらっていました。お父さんの体力に感心!

登山にはまって7年がこようとしている。体力がついたなと思って3年前キリマンジャロに挑戦した。ところが高山病のためギルマンズポイントまでに制限された。これで充分だった。初めてのアフリカ旅行。ケニア、タンザニアの野生王国には、私のふるさとがあるような気がした。心の奥の方でいつも呼んでいるような錯覚に陥る。すばらしい自然の生態系、人もこの一部なのだ。何度でも行きたい場所だ。

35年前に白山に登り、高山植物の美しさに感動しました。その時以来、野生のお花を切り取るのは罪だと思うようになりました。

私には70歳の母がいますが、本当に元気で山にもよく登ります。母の体験の中で特に印象深かったのが、富士山に登った時のことです。雨がひどく、前も後ろも見えない状態の中、いつまで続くかと思いながら、前の人の姿だけをたよりに小屋まで必死の思いで登ったことを聞き、その根性にびっくりしました。小屋に着くなりドアのところではいつくばって、そのまま疲れきって寝てしまったそうです。

『人に見られるから美しい』。日本の富士山が美しいのは、見られているからだと思います。私は、あの山に女性を感じます。はじめて頂上に登った時、私は、四方八方から見られて、まるで自分も美しくなれるかも(?)と思ったぐらい、富士山に近づいた気分になりました。日本の富士山が女性説!というのもなかなか粋だとは思いませんか?

山といえばやっぱり富士山です。新幹線から飛行機から、そして普段はあまり見ることができない東京からその姿が見えたら、やっぱり嬉しいものです。それから、私の住んでいる兵庫県西宮市には甲山という小さな山があります。旅行から帰ってきて、甲山が見えたら「西宮に帰ってきた」と実感するのです。

アイガー・アンバサダー・エクスプレス。8月1日はスイスの建国記念日で、この記念日を祝してアルプスの登山鉄道ユングフラウ鉄道の貸切列車として運転された。クライネ・シャイデック―ユングフラウヨッホ間9.3?を1,000?軌間、ラックレール方式の線路で約50分で登る。アイガー、メンヒ、ユングフラウの山々を望み、ヨーロッパの鉄道最高駅(3,454m)のユングフラウヨッホに達する。世界的に人気のある観光ルートだ。