|
エベレスト登頂の計画は1907年のイギリス隊から始まっている。この年はイギリス山岳会の創立50周年にあたり、それを記念しての計画であった。しかし当時のネパールは鎖国状態であったため南側からの登山はできず、北側のチベットへの入国許可も取れなかったため、結局は実現できなかった。
イギリス隊がようやくチベットからエベレストに到達できたのは、第一次世界大戦後の1921年のこと。その後33年の間に計11回の挑戦が行われたが、頂上直下1000ftの地点から上へ登るのは困難を極めた。
|
 |
1924年の第3次遠征では、「なぜ登るのか」の問いに対し「そこに山があるからだ」という名言を残しているジョージ・マロリー(37歳)が、アンドルー・アービン(22歳)とともに遭難している。第二次世界大戦後ネパールが鎖国を解き、時を同じくしてチベットの政治情勢が悪化したため、1951年以降の計画は、いずれもネパール側からのものとなる。
|
 |
エベレストが初めて登頂されたのは今から50年前の1953年5月29日、イギリスのジャン・ハントを隊長とする遠征隊によってであった。頂上に立った隊員はニュージーランドのエドモンド・ヒラリー(33歳)とシェルパのテンジン・ノルゲイ(39歳)の2人である。
今回登頂に成功したのは三浦雄一郎氏、氏の次男でスキー元五輪代表の三浦豪太氏、カメラマンの村口徳行氏の3名。三浦雄一郎氏の史上最高齢登頂記録の他に、日本人初の親子同時登頂、村口氏による日本人最多登頂(3回・3人目)という記録も達成されている。 |