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| アートな異空間 ハービスOSAKAは、大阪駅から少し西へ。駅前の雑踏とは違った異空間の中、人々が本を読んだり、カフェを楽しむプロムナード(歩行者専用道)を併設して存在する。プロムナードには、街路樹の間あいだにオブジェが配置されている。グラフィックデザイナー・松永真氏の創作による「ほほえみ」、「壁抜け猫」などが、訪れた人たちに、異空間への越境感覚を目覚めさせる。 |
松永氏をはじめ著名なクリエイターたちによるアート作品は、館の内外に置かれていて、ゾーン全体にユーモラスでスパイシーな雰囲気をつくり出している。 |
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| 心地よい響き ハービスOSAKAへ足を踏み入れる。開放感あふれる吹き抜けのアトリウムには、贅沢な空間が広がる。――と、オルガンの音が、降り注ぐように流れ出した。聴き慣れたオルガンにしては、重厚。パイプオルガンにしては、この上もなく柔らか。アトリウムの2階に設置された、シアターオルガン(劇場オルガン)の奏でる響きだ。週末の定期演奏が始まっている。 シアターオルガンは、1920年代、米国で開発された、パイプオルガンの一種で、名称どおり、無声映画時代、劇場で映像に合わせる伴奏用楽器だった。普通のパイプオルガンと異なり、演奏中に演奏者自身で音をチェンジでき、他の打楽器などを同時に奏することもできる。実に多彩な楽器だ。劇場で使用されなくなった後も改良され、欧米には根強いファンが多いという。 |
オルガンの響きの心地よさに誘われて、つい、上を、まわりをゆっくり眺めてしまう。いい音、いい音楽は、都市空間をいい風景として、演出する力がある。そう。この気分は、田園に立ったとき、ふと青空を見上げる爽快さに似ている。 ハービスOSAKAのシアターオルガンは国内のパブリックな場で聴くことのできる貴重な存在だ。毎週、金曜、土曜の15時、17時、19時に演奏会が催されている。 |
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| 旅情を誘うショップ街 地下2階から地上3階にかけてのハービスPLAZAを歩く。世界の味が集まったグルメゾーン、一流のインポートブランドがそろったファッション・ブティックなどが並ぶ。ここは、ヨーロッパの街に滞在して、通りをそぞろ歩いているという、旅の思いを抱かせる。 3階にはユニークなゾーン、“世界の旅”市場がある。「取り扱いは地球です」をコンセ |
プトにした8つの旅行会社が集結。いずれも、海外旅行に精通したスタッフで構成され、旅好きのニーズに応えている。スタッフが、現地で体験した上で組まれたプラン、旅行感覚で実現できる留学体験、他の国の人と一緒に旅するツアーなどを提案する――まったく新しい海外旅行のマーケット街だ。 |
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| 上質な至福の時間 都市の中で、人々が集まり、さまざまな楽しみ方ができる人気のゾーンには、必ずといっていいほど、核となる上質のホテルがあるものだ。この街、このハービスOSAKAが好例。中核に、「ザ・リッツ・カールトン大阪」がある。 1階の「ザ・ロビーラウンジ」でくつろぐ。18世紀英国の、ジョージアン様式をモチーフにした内装。壁を飾る絵画。喧騒から隔絶した静けさがもたらす安らぎ。もったいないような時間だ。スタッフのゆきとどいた応対、温かな印象は、ここを出るまで変わらなかった。 ザ・リッツ・カールトン大阪は、2003年の「日経ビジネス」誌によるホテルランキングで、全国1位に選ばれている。客室総数292。部屋面積の平均51uは、大阪市内で屈指の広さ。宿泊の部屋全室が高層階にあり、眺望は申し分ない。また4つのレストランと2つのバー、ラウンジの質の高さ。 さらに、屋内プールなどフィットネスセンターは、宿泊客が無料で利用できること(スパ、ロッカーを除く)など、 |
すべてに折り紙がつけられた証だといってよい。 しかし、このホテルにあり、他と一線を画すということでいえば、客が望むことに応えるのではなく(それは、まず当然のこととして)、思いもしなかったサービスが、あらゆる場面でなされるということだろう。ひとときにせよ、ここで過ごした実感だ。 はるかに遡る1898年、パリで「リッツ・ホテル」を開業した創始者、セザール・リッツが掲げた「快適さ、安全性、プライバシー、サービスにおいて、世界中を旅する人が自宅のようにくつろげるホテル」というホテル哲学が、脈々と受け継がれている。 非日常の中の、もう一つの日常。それも、味わったことのない、至福の時間を過ごすことができる空間が、ここにはある。 |
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