Tabit たびっと倶楽部の旅ふれあいマガジン
28号H16.3.1発刊
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地球の旅人
福建省永定の客家土楼巡り
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福建省永定の客家土楼巡り
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■ 一般情報
 

[ビザ]
30日以内の観光なら不要。ただし滞在日数プラス残余有効3カ月以上の旅券が必要。
[通貨]単位は元(表示は圓)。1元は10角。
1元=約13円(2004年3月現在)。両替は市中の銀行または宿泊ホテルの結賬(キャシャー)で可能。どこでも前日のレートで統一しており、変わりはない。ただし都市部以外のホテルでは両替できないところもある。また出国時に余った元を日本円に再両替する際に必要なので、両替証明書を必ず受け取っておくこと。クレジットカードは廈門市など都市部のホテル・商店では使用可能。

[チップ]
原則として不要だが、近年はドライバー、ガイドなど世話になった人たちに1日当たり幾らと支払う傾向もある。市街地の高級ホテルでは、ベルボーイに荷物を運ばせたら10元ほど渡す。
[治安]廈門市は著名なリゾート地なので割合に安全だが、混雑時のスリや置引きなどには注意したい。また繁華街でも夜間の一人歩きは避けたいもの。永定などの山間部ではほぼ安全といえる。
[旅情報]
*中国国家観光局(東京)
東京都港区虎ノ門2-5-2 エアチャイナビル8階 電話03-3591-8686
http://www.cnta.com
*同(大阪)
大阪市浪速区湊町1-4-1 OCATビル4階 電話06-6635-3280
*中国廈門市旅游局
廈門市湖濱北路78号 興業大廈6楼
電話0592-5318882(中国語のみ)
*福建省永定県旅游局
福建省永定県 政府大院606 電話0597-5830397(中国語のみ)

■ 客家(ハッカ)土楼について
 

客家人の住居・土楼は福建省永定、広東省梅州、江西省贛州といった3省が互いに省境を接する山間部に多数現存し、全部で2万3000個以上はあるという。なかでも福建省永定には巨大な円楼が多く、他地域には方楼・角楼それも比較的小規模なものが主流を占めている。
 

これはそれぞれ移住先の環境もあるが、土楼の構築には多大な費用と労働力を要するので、並みの氏族では建築しきれなかったという理由もあろう。永定では当時たばこ生産が盛んで、それが富をもたらしたのである。

各土楼とも現役の住居として利用されており、観光客といえども勝手に立ち入ることはできない。その点、福建省永定の土楼群は、承啓楼の中国名勝辞典入りを契機に、諸外国の学術調査研究者招聘など、早くから外部者を積極的に受け入れてきた。とはいえ、見学には節度をもってのぞみたい。

■ 交通ガイド
 

福建省永定県へは、廈門(アモイ)から列車3時間半(1日10便)で漳州乗換え、1時間半(1日1便)で龍岩へ。龍岩からさらにバス約2時間(1日2便)で永定へ。龍岩からタクシーをチャーターして行くのもひとつの方法。
 したがって手っとり早く永定県内に散在する土楼群を観光するには、日本語ガイドがいる廈門市内の旅行社に依頼して、日帰りまたは永定に1泊の予定で車のチャーターとあわせ、現地の土楼見学の許可をとってもらうとよい。

廈門から永定まで約380キロ、約4時間半、永定から土楼のある地域へは1時間半ほど。ただし日帰りでは土楼見学の時間が短かすぎるので、最低でも永定に1泊することを勧める。
 英語ガイドつきなら廈門市の旅行社主催の土楼見学ツアー(1泊2日)が一年を通じて催行されている。龍岩からタクシー利用で永定入りしても、土楼見学には永定県旅游局(観光局)での紹介が必要。

リゾートとして知られる廈門(アモイ)の市街

■ 気候と旅行シーズン
 
福建省は亜熱帯地域に位置し、台湾海峡からの湿潤な季節風が吹いて一年中温暖な気候に恵まれている。冬でも降霜の日は少なく、周辺は草花や果実の生産地でもあり、比較的過ごしやすい。
 

永定県は山間部といっても標高は300〜500メートル程度なので平均気温は1月でも5℃〜13℃、7月は25℃〜30℃。

旅行シーズンは盛夏の7〜8月を除けばいつでもいいが、特に春の新緑、秋の野山の紅葉のころがお勧め。

■ 宿泊施設
 
旅の起点となる廈門市は著名なリゾート地だけに、ホテルは最高級から手頃な料金のものまで非常に充実しているが、夏のオンシーズンには絶対に予約が必要。その他の季節では市街地のホテルなら予約なしでも宿泊できる。

最高級は悦華酒店(5ツ星)で手軽なのは鷺江賓館(3ツ星)、鷺江大廈(2ツ星)といったところ。龍岩には市内に金叶大酒店(3ツ星)があり、永定の永定賓館(星なし)はこぢんまりしたホテルだが設備は整っている。

福建省北部には景勝地・武夷山九曲渓もある