Tabit たびっと倶楽部の旅ふれあいマガジン
29号H16.6.1発刊
Tabit29号  
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第7回ハービス旅大賞
旅行フォト部門 優秀賞
秘境タナ・トラジャ紀行 西端正典さん

数十メートルもある岩壁  インドネシアのスラウエシ島(旧セレベス島)の州都ウジュンパンダンから標高800メートル、約330キロの山岳地帯にトラジャ族40万人程が住んでいる。
 独特な生活様式、風俗習慣を今もかたくなに伝承している農民族で、壮大な舟形家屋や盛大な葬式儀礼、岩窟墓など今もなお宗教に関係なく昔からの風習(祖霊信仰)を受け継いでいる風景を撮影した。

数十メートルもある岩壁の中腹の小さな横穴に遺体が納められている。岩壁高く墓を構えているのは王族や金持ち。ベランダのような棚に白衣をまとった身替わり人形が不気味に世代を監視しているようで、異様な雰囲気(左図)

遺体を納める墓
岩に横穴を掘り遺体を納める墓で、岩の上には舟形の家(トンコナン)と同じ棺桶が置いてある
高床式で両棟は舟の舳先のように天空に反りあがっている家
高床式で両棟は舟の舳先のように天空に反りあがっている家。正面上部は太陽の上でトキを告げる雄ドリ、その上に水牛の抽象紋様が左右対称に描かれ、壮大な棟を支える柱には葬儀に使った水牛の角が飾ってある。住家に対面して同型の穀物倉が並んで集落を形成している


高床式の舟形の家の羽目板の装飾
高床式の舟形の家の羽目板の装飾は白、黒、朱、黄の彩色模様で彫り、水牛の抽象紋様が描かれるなど素晴らしいものだった


王族の結婚式
運良く王族の結婚式が行われているところに遭遇し、綺麗に着飾った女性達が踊り、沢山の住民が見学していた。酒やご馳走がふるまわれた

■作者Profile1937年生まれ、大阪府在住。無職