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会社勤めを三度辞め、その度ギリシャの島を旅した。 注釈なしに放心できる時間と場所、深い眠り。それから、信頼できる新しい友人。ただ、その彼に出会うため、含羞も何もわきまえない百人と知り合うことが必要なら、そんな努力は放棄したい。 乾いた空気とあり余る陽の光、素朴さと洗練の無自覚な混淆の中に、何か見ておきたいものがあるような気持ちで島を訪れる。その取りかえしたい期待が大き過ぎて、疲れ早いのかもしれない。鮮烈なものに目を見張り、我を忘れて楽になれるなら何処へでも行く。なんだか、いつも重くてうっとうしい。 それでもとにかく撮影した写真は手元に残る。いくらかの心地よい調和がそこに刻まれていれば、それでいいことにしよう。歩くだけ歩いてきたんじゃないか。 (左図)喧嘩していた4人の女の子/ロードス島2002年 |
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